- ワイモバイルとソフトバンクは同じ回線を使っているの?
- 通信速度やカバーエリアも同じ?違いはない?
ワイモバイルはソフトバンクのサブキャリアという位置付けですが、通信速度やカバーエリアがソフトバンクと同じになっているのか気になる人もいるかと思います。
私も最初は「サブキャリアってどういうこと?通信やエリアはどうなるの?」という感じでした。
今回は「ワイモバイルとソフトバンク 回線の違い」について解説しています。
この記事を読むことで、ワイモバイルとソフトバンクの回線に関する違いを理解することができます。
結論ですが、
ワイモバイルはソフトバンクと同じ回線を使っています。カバーしているエリアに関しては同等。しかし、通信速度はソフトバンクよりも若干劣っています。
目次
ワイモバイルとソフトバンクの回線は同じ
ワイモバイルはソフトバンクのサブキャリアとして展開していますが、
回線はソフトバンクと同じものを利用しています。そのため、通信の速度と品質は非常に高くなっています。
通信速度は若干遅い
乗り換えで重視するポイントと言えば「通信速度」。これが遅いだけで乗り換えをためらってしまう人も多くいると思います。
以下、ワイモバイルとソフトバンクの通信速度を時間帯で計測した結果です。
時間 | ワイモバイル | ソフトバンク |
0時台 | 11.65Mbps | 25.15Mbps |
8時台 | 23.0Mbps | 46.67Mbps |
12時台 | 30.2Mbps | 27.23Mbps |
17時台 | 17.55Mbps | 38.99Mbps |
20時台 | 36.65Mbps | 48.2Mbps |
引用:SIMフリー完全ガイド(晋遊舎)
総合的には、ソフトバンクの方が回線速度は早いです。
ただし一般的に動画などを快適に見る場合、通信速度が4Mbps以上あれば良いとされています。そのため、ワイモバイルの通信速度でも十分すぎる能力はあると判断することができます。
カバーエリアは同等
同じ回線を使っていると言っても、やはり簡単には信用できませんよね。しかし、そこは安心してください。
ワイモバイルとソフトバンクでは、各々がカバーしているエリアを公開しています。
以下はそれぞれ、4G回線におけるカバーエリアを色分けで示している画像です。赤色がカバーしているエリアを示しています。
【ワイモバイル】のカバーエリア
【ソフトバンク】のカバーエリア
カバーエリアについては、以下のURLで確認することができます。
上記の画像は広範囲ですが、縮尺を変更すればより細かい地域まで確認することができます。気になる方は自分の住んでいる地域がしっかりとカバーされているか確認してみましょう。
格安SIMは大手キャリアから回線を借りているから、通信速度が遅い
これまではワイモバイルとソフトバンクの通信速度を比較してきましたが、他の格安SIMの通信速度も気になりませんか?
結論から言ってしまうと、
ほとんどの格安SIMの通信速度は遅いです。
なぜなら、格安SIMは基本的に大手キャリア(docomo、au、softbank)から回線を借りて運営しているから。
ワイモバイルとUQモバイルは自社回線だから別格
ワイモバイルとUQモバイルに関しては、
- ワイモバイル→ソフトバンク
- UQモバイル→au(※2020年10月より)
といった具合に、自社回線で運営しているためサービスの質としては別格となります。回線も自社のものを使っているため、通信速度に関しては特に優遇されています。
格安SIMは昼間・夜間の通信速度が致命的な場合も
自社で回線を持たない格安SIMに関しては、昼間や夜間など利用者が集中しがちな時間帯に速度が遅くなりがちです。
快適な通信速度を保ている4Mbpsを割り込むものもザラにあるので、料金の安さだけに捉われず通信速度もしっかりと比較して判断するのがベスト。
まとめ
今回は「ワイモバイルとソフトバンク 回線の違い」を解説しました。
ポイントは以下となっています。
- ワイモバイルは、ソフトバンクと同じ回線を使っている
- カバーエリアは同一だが、通信速度はソフトバンクと比較して若干遅い
- とは言っても、他の格安SIMと比較すると断然早い!
ワイモバイルの最大の強みは、自社回線を持っているというところ。これは、大手キャリアから回線を借りている事業者では絶対にマネができないポイントです。
料金を安く、かつ通信速度を落としたくないという考えをもっているなら、ワイモバイルは選択肢の1つに上がらざるをえないキャリアです。